○水谷準『悪魔の誕生』(昭和36年7月25日東方社)
332p 260円 四六判
収録作品
・悪魔の誕生
・アスパラガス
・地底の囚人
・月夜の信天翁
・金箔師
・天使魚
・みそさざい
・夜の沈丁花
・三つ姓の女(新聞記者・相沢陽吉(現在週刊誌付))
・墓場からの死者(文化タイムス社会部記者・相沢陽吉)
・さそり座事件(グラフ雑誌『週刊文化』記者・相沢陽吉)
04/12/15
○白井喬二『祖国は何処へ』備忘録
平凡社『白井喬二全集第一巻「祖国は何処へ(上)」(第一回配本)』昭和六年三月十六日発行、四月一日再版。
民人篇、革新篇、尖端篇(未完)
平凡社『白井喬二全集第二巻「祖国は何処へ(中)」(第四回配本)』昭和六年六月十八日発行。
尖端篇(続)、心影篇、島與篇
平凡社『白井喬二全集第三巻「祖国は何処へ(下)」(第十二回配本)』昭和七年二月二十三日発行。
海奴篇、異邦篇、結晶篇(未完)
平凡社『白井喬二全集第十五巻「随筆感想集 : 祖国は何処へ. 終篇」
(第?回配本)』昭和七年発行。国会図書館NDL-OPAC参照 (未見)
昭和4・6〜7・5
『時事』(真鍋編『大衆文学事典』)
昭和４年５月から
『日本文学講座14 大衆文学編 木村毅「大衆文学名作解題百篇」』
日本小説文庫063『祖国は何処へ１ 民人篇』326p 35銭 昭和七年十一月五日発行
日本小説文庫064『祖国は何処へ２ 革新篇』341p 35銭 昭和七年十一月五日発行
日本小説文庫065『祖国は何処へ３ 尖端篇』382p 35銭 昭和七年十一月十日発行
日本小説文庫066『祖国は何処へ４ 心影篇』427p 35銭 昭和七年十一月十五日発行
日本小説文庫067『祖国は何処へ５ 島輿篇』367p 35銭 昭和七年十一月十五日発行
日本小説文庫068『祖国は何処へ６ 海奴篇』420p 35銭 昭和七年十二月二五日発行
日本小説文庫069『祖国は何処へ７ 異邦篇』340p 35銭 昭和八年一月八日発行
日本小説文庫244『祖国は何処へ８ 結晶篇』343p 40銭 昭和八年二月五日発行
日本小説文庫245『祖国は何処へ９ 寸終篇』100p 20銭 昭和八年一月三十日発行
(全冊実見)
８巻と９巻の発行年月日は奥付だけ実見した結果では、最終巻が先に刊行されたことになる。
戦後
扶桑書房
(第一巻) 民人篇 1949年発行 国立国会図書館NDL-OPAC参照(未見)
(第二巻) 革新篇 1949年発行 国立国会図書館NDL-OPAC参照(未見)
(第三巻) 尖端篇 1949年発行 国立国会図書館NDL-OPAC参照(未見)
(第四巻) 心影篇 (未見)
(第五巻) 島輿篇 (未見)
(第六巻) 海奴篇 (未見)
(第七巻) 異邦篇 (未見)
(第八巻) 結晶篇、寸終篇 (未見)
以上の細目は、昭和二三年、同社刊、白井喬二著『新撰組 京洛風雲の巻』の巻末目録による
○国枝四郎『娘煙術師』の新聞初出の切り抜きより。
第一回から第三回まで 娘煙術師(むすめはなびし)
第四回から第十九回まで 娘煙曲師(むすめえんきょくし)
それ以後最終回まで 娘煙術師(むすめえんじゅつし)
東京朝日新聞所載
第二十回掲載号に
(作者より読者へおわび─この小説の題「娘煙術師」でありのを作者粗漏のため「娘煙曲師」と書きあやまりました。本文の方でも同じやうなあやまりを致しております。お許しを願ひます)とある。
はたしてこれは作者の責任に帰されるものだろうか！
03/09/23