〇大衆文学資料
東京創元社
日本探偵小説全集
月報細目

       
 〇付録1 第2巻江戸川乱歩集 昭和59−10
・自註自解/江戸川乱歩(再録) ・「二銭銅貨」を読む/小酒井不木(再録) ・初めに乱歩ありき/(編集鼎談1 中島河太郎、宮本和男、外川安宣)
★解説−乱歩変幻/中井英夫

〇付録2 第4巻夢野久作集 昭和59−11
・夢野久作の作品について/杉山龍丸
★狂乱の外界と意識下の夢に憑かれて−ひとつの解説/由良君美

〇付録3 第1巻黒岩涙香、小酒井不木、甲賀三郎集 昭和59−12
・探偵物語の処女作/黒岩涙香(再録) ・父不木の思い出/小酒井望 ・ドイルを宗とす/甲賀三郎(再録) ・父、甲賀三郎を憶う/春田俊郎 ・横溝さんと「陰獣」/竹中英太郎
★解説/中島河太郎

〇付録4 第5巻浜尾四郎集 昭和60−3
・父は尾四郎のことども/浜尾実(再録) ・浜尾氏のことども/江戸川乱歩 ・徹底的な浜尾君/甲賀三郎(再録) ・思出の浜尾四郎氏/大下宇陀児(再録) ・浜尾四郎氏の文筆的業績/大下宇陀児(再録)【最後の二編は本来つながっているものである】
★解説−〃法律的探偵小説の先駆者〃/権田萬治

〇付録5 第7巻木々高太郎集 昭和60−5
・父のくれた本/林峻一郎 ・木々先生の思い出/田村良宏 ・回想(新青年の頃)/高井貞二
★「文学少女」を読む/江戸川乱歩(再録)
★思慕と憧憬の文学/紀田順一郎

〇付録6 第3巻大下宇陀児・角田喜久雄集 昭和60−7
・思い出/角田喜久雄 ・父の思い出/木下里美 ・日本の名探偵群像と加賀美捜査一課長/二上洋一
★大下さんと角田さん/日影丈吉

〇付録7 第10巻坂口安吾集 昭和60−10
・「不連続殺人事件」/坂口八千代 ・犯人あてと坂口安吾/大井広介(再録) ・どうして松野一夫は、西洋人の顔を西洋人らしく描けたのだうか、ということについて/松野安男
★安吾流探偵術/都筑道夫

〇付録8 第9巻横溝正史集 昭和61−1
・「鬼火」のころ/横溝孝子 血への供物/中井英夫 ・編集部うら風景/乾信一郎
★王道の人/栗本薫

〇付録9 第8巻久生十蘭集 昭和61−10
・あの日/久生幸子(再録) ・顎十郎のこと/柴田一夫 ★久生十蘭の〃語り〃と〃騙り〃/清水邦夫

〇付録11(10) 第6巻小栗虫太郎集 昭和62年11月
・小伝・小栗虫太郎/小栗宣治(再録) ・風変わりな探偵作家/松野一夫(再録)
★小栗虫太郎私記/塔晶夫

〇付録11 第12巻名作集2 昭和64−1
・海外探偵小説十傑(再録)/江戸川乱歩、大下宇陀児、小栗虫太郎、大阪圭吉、渡辺啓助、城昌幸、木々高太郎、甲賀三郎、海野十三、横溝正史
★解説/鮎川哲也 
★日本探偵小説史/中島河太郎
★扉裏著者紹介/中島河太郎


〇付録12 第11巻名作集1 平成8−6
(魔)について/地味井平造 ・作者のことば/山本禾太郎(再録)
★解説/北村薫
★扉裏著者紹介/中島河太郎


(メモ)
第10巻までの、各作家がタイトルにある集には、中島河太郎による年譜が付されている。

全巻に戸川安宣による編集後記がある。

月報は挟み込みではなく、奥附のあとに同じ一冊として付されており、ノンブルのみ独立している。

月報にも解題としての短い〃編集後記〃がある

(再録)とあるものの出典と執筆年も記載しようかとも考えたが、判然としないものもあったので、あえて明記はしなかった。

当時の挿絵が多くアンコールされている。

初期の広告にある末巻『名作集2に付される〃評論・エッセイ集〃は幻に終わったようだ。

月報に付されたナンバーには明らかな間違いがある。

新稿エッセイは文献価値が大





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