|
|
|
|
|
|
|
|
|
推理小説叢書 8 カバー付 『海象に舌なきや 其の他』 小栗虫太郎 奥付は※1と同じ |
推理小説叢書 8 カバーの中身 『海象に舌なきや 其の他』 小栗虫太郎 奥付は※1と同じ |
|||||
実際には上に紹介した8点9冊のみが刊行された。 監修は木々高太郎で、一般的には推理小説という語句が 使われた実際だといわれている。 装幀は恩地孝四郎、四六判 ソフトカバーに近いハードカバー 8点刊行するまで約一年かかっているようだが、 戦後最初期の全集叢書だけあって、 初めは戦時下の税制を引きずっていた 特別行為税相当額が課せられているあたりなど 興味深い。 また、装幀も時代を経るにしたがって チェック柄の色付になるものの、ここに紹介したように 裸本そのままがチェック柄のものや 旧態のものにチェック柄のカバーを付したものもあり、 多分に他の出版物が美麗になってゆく過程に 対する営業サイトの戦略だと考えられるが、 各巻の装幀の全貌は詳らかではない。 1、3、4、6巻の巻末には以下の広告がある。 結局は被占領国の制限事項により 翻訳権料を送金することができなかったため 翻訳作品は刊行されなかったといわれているが、 旧訳である森下雨村以外、 訳業に着手していたかは記録されていないようだ。
|