改造社世界大衆文学全集目次細目
第二次増刊(第55〜第68巻)
〇大衆文学探偵小説資料館




【全冊刊行の流れ】

全巻(表題)構成

当初の予定(1〜36巻)
第一次増刊(第37〜第54巻)
第二次増刊(第55〜第68巻)
第三次増刊(第69〜第80巻)
便宜上、巻数は英数字に統一しました。


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第五五巻 備考
冬来なば
第三四回配本
訳者 木村毅
訳者 *1
[収録作品]
冬来なば
(ハッチンソン)
5〜428
 
*2
 
置き手紙
(アルマ・スタウト)
429〜452
  
*3
昭和5年10月20日発行
*1:流布してる〃冬来たりなば〃は、訳者による〃冬来なば〃の誤用誤植との事。
*2:女性改造に連載されたもので同誌廃刊のため中絶。残りを寺田鼎が翻訳。
   全四章仕立て。
*3:全五章仕立て。
同時配本:第六六巻『聊齊志異 他一篇』


第五六巻 備考
クオ・ヴアヂス
第三五回配本
訳者 直木三十五
訳者 *1
[収録作品]
クオ・ヴアヂス
(シエンケヰチ)
3〜548
 
*2
 
昭和5年11月8日発行
*1:全三篇の内、上編を梗概だけとし、残りを逐語訳にした、とある。
*2:この〃ヴ〃は〃ワ〃に濁点で表記されている。
同時配本:第六〇巻『ソーンダイク博士』


第五七巻 備考
ラ・バタイユ
震天動地
第三六回配本
訳者 高橋邦太郎
小序 訳者 *1
[収録作品]
ラ・バタイユ
(クロウド・フアレエル)
5〜236
 
*2
 
震天動地
(モオリス・ルブラン)
237〜486
 
*3
 
昭和5年12月10日発行
*1:ルブランの翻訳について、星野辰男、田中早苗への謝辞がある。
*2:日本海海戦を指し、明治三〇年代の日本を舞台としている。
*3:第一部(八章)、第二部(八章)仕立て。
同時配本:第六四巻『沙翁物語、ワグネル物語』


第五八巻 備考
千一夜物語 恋愛編
第三七回配本
訳者 森田草平
訳者の序 森田草平識す *1
[収録作品]
千一夜物語 恋愛編
・発端
・第一の王族托鉢僧の話
・狂える恋の奴隷アイユーブの子息なるガーニムの物語
・ター・ジエル・ムルークとヅーニヤ夫人の物語
・アジーズとアジーゼエの物語
・ター・ジエル・ムルークとヅーニヤ姫の物語のつづき
・カマル・エズ・ゼマーン王子とブヅーア王女の物語
・ネアメーとノアムの物語
・アリー・シエーアとヅムルルツドの話
・ウン・ゼル・ウジユードとエル・ワード・フイ・ラクマームの話
・エル・バスラアのハサンの話
(レーン原訳)

6〜23
23〜34
34〜70
70〜87
88〜143
143〜197
197〜312
312〜354
354〜418
418〜462
462〜527
  












*2
注釈 528〜534
昭和6年1月15日発行
*1:つまり子供には見せられない、大人の『千一夜物語』と言って差支えない。
*2:レーンの名は外装にしか記されていない。
同時配本:第六三巻『ウオタ・ベビ、トルストイ民話五篇』


第五九巻 備考
モープラ
第三八回配本
訳者 大村雄治
小序 訳者 *1
[収録作品]

ギュスターヴ・パペに捧ぐ
モープラ
(ジヨルジユ・サンド)
4〜5

7〜430
 
昭和6年2月12日発行
*1:サンドが文壇デビュウして丁度百年目、との事。
同時配本:第六七巻『西遊記』
当サイト管理人お勧めの長編。


第六〇巻 備考
ソーンダイク博士
第三五回配本
訳者 水野泰舜
序言 訳者 *1
[収録作品]
赤い拇指紋
謎の靴跡
青色の甲虫
疑問の溺死
爆発跡の死体
バーリング・コートの幽霊
盗まれた金塊
(オースチン・フリーマン)
6〜234
235〜308
309〜346
347〜388
389〜422
423〜464
465〜504
 
*2






 
昭和5年11月8日発行
*1:『本格探偵小説という語』は、彼の作品にこそふさわしい。
   彼の作品二十余冊、五十余篇の中から、長中短篇/を選んで訳した、との事。
*2:全十七章仕立て。
同時配本:第五六巻『クオ・ヴアヂス』


第六一巻 備考
ヂエイン・エア(上巻)
第三三回配本
訳者 遠藤寿子
はしがき 遠藤寿子 *1
[収録作品]
ヂエイン・エア・前半
(シャーロット・ブロンティ)
3〜480
 
*2
昭和5年9月20日発行
*1:大震災の前年に翻訳開始し、一九二八に訳了、との事。
*2:第二十一章まで。
同時配本:第六二巻『ヂエイン・エア(下巻)』


第六二巻 備考
ヂエイン・エア(下巻)
第三三回配本
訳者 遠藤寿子
[収録作品]
ヂエイン・エア・後半
(シャーロット・ブロンティ)
1〜450
 
昭和5年9月20日発行
*1:第二十二章から第三十八章まで。
同時配本:第六一巻『ヂエイン・エア(上巻)』

第六三巻 備考
ウオタ・ベビ
トルストイ民話五篇
第三七回配本
訳者 阿部知二
訳者 *1
[収録作品]
ウオタ・ベビ
(キングスレ)
5〜325
 
・トルストイ民話五篇
・イワンの馬鹿
・神は真をみ給う、されどその時を待ち給う
・カウカサスの囚人
・人はどれ程の土地が要るか
・空の太鼓
(レオ・トルストイ)

328〜376
377〜390
391〜437
438〜463
464〜478
 
昭和6年1月15日発行
*1:詩人ブランデン氏への謝辞。
   年余をかけて二度書き直した、との事。
同時配本:第五八巻『千一夜物語 恋愛編』


第六四巻 備考
沙翁物語
ワグネル物語
第三六回配本
訳者 菊地重三郎
菊地重三郎 *1
[収録作品]
第一部・沙翁物語
喜劇・ヴエニスの証人
悲劇・ハムレット
悲劇・オセロ
喜劇・暴風雨
悲劇・マクベス
悲劇・リヤ王
喜劇・真夏の夜の夢
悲劇・ロメオとジュリエット
喜劇・御意のまゝ
喜劇・間違いの喜劇
喜劇・冬物語
喜劇・一二夜
喜劇・ヴエローナの二紳士
喜劇・悍婦ならし
(チャールズ・ラム)

6〜32
33〜58
59〜82
83〜103
105〜124
125〜148
149〜170
171〜199
201〜227
229〜253
255〜275
277〜302
303〜325
327〜347
  
第二部・ワグネル物語
白鳥の騎士(ローヘングリン)
タンホイゼル
彷徨へる和蘭人
(マックスパデン)

350〜383
385〜414
415〜450
  
昭和5年12月10日発行
*1:『沙翁物語』の数編を割愛して、『ワグネル物語』を収めた、との事。
   ワグネルとは、リヒャルト・ワグナーであり、物語とは、氏が作品化したオペラを
   散文化したもの。
同時配本:第五七巻『ラ・バタイユ、震天動地』


第六五巻 備考
ヴエンデッタ *1
第三九回配本
訳者 千葉亀雄
千葉亀雄
[収録作品]
ヴエンデッタ
(マリイ・コレリ)
3〜512
 
昭和6年3月18日発行
*1:涙香、乱歩の『白髪鬼』の種本。
同時配本:第六八巻『八犬伝物語』


第六六巻 備考
聊齊志異 他一篇
第三四回配本
訳者 田中貢太郎
涼亭−序に代えて− (無署名) *1
[収録作品]
聊齊志異
・考城隍
・瞳入語
・種梨
・矯娜
・成仙
・王成
・陸判
・嬰〓
・酒友
・蓮香
・阿宝
・胡氏
・織成
・竹青
・阿繊
・珊瑚
・五通
・黄英
・青蛙神
・続黄梁
・蓮城
・汪士秀
・庚娘
・阿霞
・田七郎
・翩翩
・促織
・阿英
・封三娘
・西湖主
・蓮花公主
・小翠
・偸桃
・劉海石
・晉陽巷説
・水莽草
・鴉頭
・医術及附録
・某乙及附録
 (蒲松齢)

2〜25
26〜29
30〜32
33〜47
48〜60
61〜73
74〜87
88〜110
111〜114
115〜137
138〜147
148〜153
154〜161
162〜170
171〜181
182〜195
196〜210
211〜222
223〜231
232〜242
243〜253
254〜258
259〜268
269〜276
277〜287
288〜295
296〜303
304〜316
317〜330
331〜345
346〜354
355〜368
369〜373
347〜378
379〜402
403〜410
411〜426
427〜433
434〜442
  









*2
































  
西湖佳話
・雷峯塔物語
 (?) 

444〜488
 
*3

 
昭和5年10月20日発行
*1:戯曲仕立て
*2:宀に必に冉からなる漢字
*3:因怪因縁からできあがった西湖の伝説集(本編はしがき様の短文より)。
同時配本:第五五巻『冬来なば』


第六七巻 備考
西遊記
第三八回配本
訳者 弓館小鰐
はしがき 弓館小鰐
[収録作品] 526頁
西遊記
(邸処機)
1〜526
 
昭和6年2月12日発行
*このWWWページの公開当時は未見だったこの一冊を、
2003-06購入し実見。資料を書き換える。
前半は東京日々新聞に発表、残りはこの全集のための翻訳との由。
同時配本:第五九巻『モープラ』


第六八巻 備考
八犬伝物語
第三九回配本
訳者 内田魯庵
[収録作品]
八犬伝物語
(曲亭馬琴)
5〜383
 
*1
 
八犬伝年表 385〜400
八犬伝余談 401〜439
曲亭馬琴
(笹川臨風)
441〜462
 
昭和6年3月18日発行
*1:発端(六章)、第二(八章)、第三(五章)、第四(七章)、第五(五章)、
   第六(四章)、第七(十四章)、終局。
同時配本:第六五巻『ヴエンデッタ』


全巻(表題)構成

当初の予定(1〜36巻)
第一次増刊(第37〜第54巻)
第二次増刊(第55〜第68巻)
第三次増刊(第69〜第80巻)
便宜上、巻数は英数字に統一しました。


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